猪目窓
この写真は、京都を中心にお仕事をされている写真家様が撮影されたものです。
「東寺の桜」のフォト刺繍を作成したときに、写真家様のお写真を使ってフォト刺繍作品を作成し、販売しても良いと言ってもらえていたので、この「猪目窓」を作成しました。
「猪目窓」Inome-Window
正寿院のホームページより引用 http://shoujuin.boo.jp/
当院の客殿(則天の間)には猪目窓という窓がございます。猪目(いのめ)とは、ハート型に類似しており古来から伝わる日本伝統文様の一つです。
約1400年前からお寺や神社などの建築装飾としていたるところに使用されており、災いを除き、福を招く意が込められています。
また茶室などには猪目の文様を窓に装飾し、猪目窓と呼ばれ使用されております。
当院の猪目窓は、四季によって色が変化し季節の移ろいが楽しめます。
ホームページには、季節で変わる「猪目窓」がアップされています。
私が作成した「猪目窓」は、新緑の緑です。
春の桜も作成したいと思っています。
フォト刺繍は、刺繍プロ11のソフトで出来上がったデータをそのまま刺繍するのではなく、DGのソフトで開き、時間をかけ細かく編集しています。
また、糸選びも時間をかけてイメージに合う色を選びます。
刺繍糸は、データと同じくらい大切なもので、約580本の中から選びました。
【刺繍データ】
大きさ:300mm×209mm
刺繍糸:35色
ステッチ数:240.301針